kuluska

2013.8.26 FAB9レポート♯02(第9回世界ファブラボ会議)

August 27th, 2013

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■「Making,Living,sharing」でわかったこと

映画のタイトルになっている通り、「Making,Living,sharing」という
大きく分けて3つの章に分かれています。
前半もとても素晴らしくて、つくることや生きることを感じられるシーンが続きました。

後半、クルスカのスリッパのプロジェクトが事例として取り上げられていて、
「旅するデザイン」プロジェクトの始まりを思い起こしました。
>>プロジェクトの始まりはこちら

映画を通してケニアの様子や使用した革についてなど、いろんな新事実が分かりました。
ここで少し紹介したいと思います。

*まず使用した魚の種類が、ビクトリア湖に生息する「ナイルパーチ」であることが確定。
(ダーウィンの悪夢という映画にもなっている、日本で言うブラックバスの様な、
生態系に悪影響を与えている魚・・・世界最大の食用魚と言われている。)

*もうひとつ面白かったのが、サラ・オバマさん(アメリカ大統領の祖母)に
スリッパをプレゼントしに行った後、追加で『あと10足持ってきてくれないか』と言われたという話

*イェンスがデザインしたアフリカの大地のひび割れをデザインに取り入れた意味について。

OpenKuluska with African ground

『これを買えば、いつでもアフリカの大地と共にいられる』

これには本当にやられました。
ストーリーのあるものとしても、買って帰った観光客も
ずっとアフリカでの楽しい思い出を感じていられるというところまで
想像できる、とても素敵なデザイン。

OpenKuluska mud crack detail

映画の映像や、彼の人柄も含め、イェンスの功績を感じるエピソードでした。

自分自身としては、スリッパのデータをオープンにすることによって、
どういうことが起こるのか半年前にはまったく想像もしていませんでした。

この映画は、事例としても、ストーリーとしてもすごく分かりやすく、
シェアする(分かち合う)ことによって「ものづくり」がどう変わるのか
ということを伝えてくれていました。

じき公開されると思うので、そのときは皆さんに是非見ていただきたいです。

最近、ダイアモンド・オンラインにて取り上げていただいた記事も
併せてご覧いただけると、プロジェクトの流れが分かりやすいと思います。
『〈ものづくり〉は、まだ僕らを豊かにできるのか?第6回』 

 >>レポート03に続きます。