kuluska

2013.10.26(土)土岐謙次さんの漆ワークショップ

November 13th, 2013

|

先日、FLAT仙台でのワークショップのため仙台に伺った際に、
どうしてもお会いしたくて忙しくされている中にも関わらずお時間をいただき、
久しぶりにお話させていただきました。

そのときにも、話題になった漆のワークショップ。ぜひ鎌倉でもと思っており、
FabLab鎌倉の方々のサポートの元で、宮城大学の土岐謙次さんを鎌倉に
お招きしてワークショップを開催することになりました。

これをつくろう!といったプログラムのあるワークショップではなく、
漆についての基本的な知識、扱い方、手つきを実際に手を動かしながら、
説明していただき、あとは自由に漆をつかってください。といった自由度の高い参加型のワークショップ。

「手つき」を見て習い、自分で実際に触れて身につけていくのは貴重な時間だと思います。

道具の使い方、自分の手に会った道具のつくりかた、筆(女性の髪を使用したものが良いらしい)
のメンテナンス方法まで、 丁寧に教えていただきました。

漆の基本的な扱い方を教えていただいた後は、
それぞれが使う道具であるヘラを自分でつくるところからワークショップが始まりました。

漆と聞くと、漆器(器とか、お盆)のイメージが先にきますが、
漆は天然の塗料であり、接着剤でもあるということでした。
もともとは山ではなく、畑のそばに植えられていた植物で、
漆の木を傷つけて出てきた樹液を濾過し、水分を調整してつくるそうです。

漆は、乾燥させて乾くのではなく、ある程度の湿度が必要で、化学変化によって固まるということでした。

赤や、黒のイメージが強いですが、顔料の配合によって様々な色がつくれるということで、
今回は、紫や、青、緑といった色をつくっている参加者の方も多かったです。

KULUSKAは、漆と革の新しい組み合わせを試してみたくて、
日本に昔から伝わる印伝(鹿革に漆で柄をのせた袋ものが有名)という技法を、
革にシルクスクリーンで漆をプリントすることで挑戦してみました。

せっかくなので、スリッパにプリントしようと考えて、
事前にレーザーカットしておいたスリッパのキットを使用して、
紳士靴に使用されるブローグ(靴の先端に開いた穴飾り・・・本来は「穴飾り」では無く、
中まで濡れてしまった靴が乾きやすいようにと開けられた通気用の穴で、
アイルランドやスコットランドの農民たちが湿地で履くために考案したデザイン)
をモチーフにデザインしました。

乾くまでに、24時間以上かかるということなので、
乾燥して仕立て終わったらまたこちらでご紹介させていただきます。

実際に体験してみて、漆という素材のイメージ
(高級、メンテナンスが大変、かぶれるから扱いにくいなど)から
もっと身近な素材、塗料になってきました。
敷居が下がって身近になるというのは、ある種伝統工芸では重要かもしれません。

一度体験すると、あれにも塗ってみたいとか、これもできるのでは?といろいろと考えて使ってみたくなりました。
土岐さんのお話は、どれもが面白く漆の世界は、こんなにも開かれていたのかと驚きました。
お会いできて嬉しかったですし、貴重な時間をありがとうございました。

You may also like:

150748_356913081085804_1473800900_n
150748_356913081085804_1473800900_n
575658_520420954715095_903451016_n

Leave a comment:

WP-SpamFree by Pole Position Marketing