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2016.3.2(水) Harvest ! PROJECT 2日目*動物の革の写真が含まれています*

June 17th, 2016

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「Harvest ! OPEN MATERIAL PROJECT」2日目
先日できていなかった、フレッシング(皮から肉や脂肪をこそぎ落とす作業)と、
メンブレイング(メンブレン(結合組織)をとる作業)にとりかかる。

直径15cmの塩ビ管の上で作業して行きます。
丸太でもよいのだけれど、凹凸があると難しそうなので、今回は塩ビ管を使用しました。

鉈、鎌などでする方が多いのですが、手元に無かったので、
ヨーロッパで購入した革漉き用の刃物を使いました。

藤野でお会いした猟師さん曰く、竹をつかってすることもあるそうなので、
ラボの周りにある竹でも試してみました。

 

 

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フレッシングに関していうと、やっぱり鶏肉をした処理している感覚。
筋や、脂肪が引きはがせないので、刃物で削ぐ感じで進めて行きました。

メンブレンもなかなかしぶとくくっついているので大変でしたが、
竹をつかってみると、思っていたよりも上手くとれます。

やっぱり昔から伝わる知恵は理由があるんだなと思いました。

続いて、毛の除去も進めていこうと思っていたのですが、
まだ簡単には抜けそうにないので、再度石灰に付けて様子を見ることにしました。

 

命と向き合うこと

今回、初めて自分自身で鞣すことで、いろいろな複雑な思いや葛藤も生まれています。

鹿や猪が増えすぎてしまって、森にとって害獣あつかいになってしまっていること、
それによって大変な思いをしている人がいること。

猟師さんの高齢化など、さまざまな問題を含んでいること。

命をいただくからには、すべてを活かしきりたいという思い。

それでいながら、性器がついていたり、しっぽに骨が残っていたり、
穴が空いている部分(銃痕)を見つけると急に命を感じてドキッとしてしまう自分もいます。

でも、不思議と自分が想像していたような気持ち悪さを感じることはないです。
(今回は、解体されている皮をいただいてきている(足や頭部が無い)ので、
まだ向き合えているような気がします。)

上手くは言葉にできませんが、
皮と触れ合うことで、命を突きつけられているような、野生の強さのようなものを感じます。

まだはじめたばかりですが、
これが正解!というものでもなく、
葛藤を抱えて、心が揺さぶられたり、ドキドキしたりすることが、
命と向き合って大切にすることへの第一歩なのではないかと思いました。

それによって、これからスーパーに並んでいるお肉や、
問屋さんに並んでいる革への向き合い方が変わってくるような気がします。

そんな気持ちの変化も伝えていけるといいなと考えています。

藤本 直紀